ガンダムシリーズの中でも印象深い作品について

ガンダムシリーズの中でとりわけ印象深い作品がある。

それは、シリーズ初のOVA作品として1989年に初めて原作者の富野由悠季以外の監督で製作された「機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争」である。

ファーストガンダムの一年戦争末期にアムロに渡すはずだったというガンダムNT1を破壊しようと動くジオン。

この作品の印象深いところはモビルスーツの戦闘シーンが少なく人間ドラマにその焦点を当てている所である。

その深さはシリーズ屈指と言っても過言ではないのではなかろうか。

ポケットの中の戦争とのタイトルの通り、子供の視点から見た戦争を描いている。

その中で、とりわけ印象深いのがやはり最終回である。

主人公で小学生のアルフレッド・イズルハ通称アルとジオン軍の兵士バーナード・ワイズマン通称バーニーィとの交流を主にしたこの作品。

アルが通う学校の近くが戦場と化しザクⅡ改に乗っていたのがバーニィであった。

そこでアルと出会い交流を始める。

そして、最終回で名場面であるアルの近所に住む幼馴染で連邦軍のクリスがテストパイロットとして乗ったガンダムNT1とバーニィーのザクⅡ改の一騎打ちが描かれた。

結果はバーニィが戦死する。

そこで、アルはNT1にクリスが乗ってる事を知る。

バーニィの死とそれをやった幼馴染のクリス。

少年の心は複雑な心境となったに違いない。 それまで戦争やモビルスーツが好きだった少年に、戦争の実像を思い知らされた体験となったに違いない。

ガンダムの中で異色とも言うべき独特な作風のこの作品。

是非オススメしたい作品。

アルと同じように心に残るものがきっとある。

年賀状の印刷が終わったら改めて見返そうと思うほど、深い作品である。